原状回復における経過年数の考慮に関する次の記述のうち、適切なものの組合せはどれか。 ア ガイドラインによれば、クッションフロアは8年で残存価値1円となるような直線または曲線を想定し、借主の負担を決定する。 イ ガイドラインによれば、借主の過失によって必要となったフローリングの部分補修は、経過年数を考慮することなく借主の負担となる。 ウ ガイドラインによれば、借主が喫煙したことによって必要となったクロスの張替え費用は、経過年数を考慮することなく借主の負担となる。 エ ガイドラインによれば、耐用年数を経過したクロスであっても、使用可能である場合には、借主が行った落書きを消すための費用については、借主の負担となることがある。 1 ア、イ 2 ア、ウ 3 イ、エ 4 ウ、エ |
ア:×(不適切) クッションフロアは、6年で残存価値1円となるような直線または曲線を想定し、借主の負担を決定します。 ※ テキスト+問題集P364の表「▼借主の負担単位と経過年数等の考慮」、及び、P361「(1)経過年数(入居年数)の考慮」参照。 |
イ:○(適切) 借主の過失によって必要となったフローリングの部分補修は、経過年数を考慮することなく借主の負担となります。 ※ テキスト+問題集P363「(3)経過年数(入居年数)を考慮しないもの」、及び、P364の表「▼借主の負担単位と経過年数等の考慮」参照。 |
ウ:×(不適切) 借主が喫煙したことによって必要となったクロスの張替え費用は、経過年数を考慮し、6年で残存価値1円となるような直線または曲線を想定し、借主の負担を決定します。 ※ テキスト+問題集P364の表「▼借主の負担単位と経過年数等の考慮」参照。 |
エ:○(適切) 耐用年数を経過したクロスであっても、使用可能である場合には、借主が行った落書きを消すための費用については、借主の負担となることがあります。 ※ テキスト+問題集P362の4行目を参照。 |