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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

令和2年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問45


 プロパティマネジメント業務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 プロパティマネジメントが実際の賃貸管理・運営を行うことであるのに対して、アセットマネジメントは、資金運用の計画・実施を行うことである。

2 @報告業務、A調査・提案業務、B所有者の変更に伴う業務は、投資家のために重要性が高い。

3 プロパティマネジメントにおいては、現存する建物の価値を維持すればよく、長期的な観点から建物の価値を高める改修を行う提案は必要とされていない。

4 可能な限り既存の借主が退出しないように引き留め、維持しておくことは、プロパティマネジメント会社の責務となる。


問45解説


プロパティマネジメント業務」に関する問題です。
テキスト+問題集のP281・282参照)


 1:○(適切である)
 プロパティマネジメントは、実際の賃貸管理・運営を行います。これに対して、アセットマネジメントは、資金運用の計画・実施を行うことです。

※ テキスト+問題集P381の表「▼アセットマネジメントとプロパティマネジメントとの関係」参照。

 2:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P382「Bプロパティマネジメント」参照。

 3:×(不適切である)
 現存する建物の価値を維持するだけではなく、長期的な観点から建物の価値を高める改修を行うことについて積極的な計画、提案も行う必要があります。
 中・長期的な改修・修繕の計画を策定し、実施する業務を、「コンストラクションマネジメント」といいます。

※ テキスト+問題集P382「(2)調査・提案業務」参照。

 4:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P382「(2)調査・提案業務」参照。


正解  3


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