建物の維持保全に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 1 建築基準法第8条は、「建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならない」と規定しているが、これは建物管理者にも課せられた義務である。 2 集合賃貸住宅は、建築基準法第12 条による定期調査・検査報告の対象とはならない。 3 建築基準法第12 条により特定建築物において義務付けられる定期調査・検査報告は、建物の構造を対象とするものであり、敷地は対象とならない。 4 建築基準法第12 条により特定建築物において義務付けられる定期調査・検査報告の対象には、昇降機は含まれない。 |
1:○(正しい) 建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければなりません。したがって、この努力義務は建物管理者にも課せられています。 ※ テキスト+問題集P288「(1)維持保全の努力義務」参照。 |
2:×(誤り) 集合賃貸住宅は、定期調査・検査報告の対象です。 ※ テキスト+問題集P288「(3)特定建築物等の定期調査・検査報告」参照。 |
3:×(誤り) 特定建築物において義務付けられる定期調査・検査報告は、建物の構造のみらなず、敷地もその対象としています。 ※ テキスト+問題集P288「(3)特定建築物等の定期調査・検査報告」参照。 |
4:×(誤り) 特定建築物において義務付けられる定期調査・検査報告の対象には、昇降機が含まれます。 ※ テキスト+問題集P288「(3)特定建築物等の定期調査・検査報告」、P289の表「▼定期調査・検査の対象・資格」参照。 |