企業会計原則及び会計処理の基礎に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。 1 企業会計原則は、企業会計の実務の中に慣習として発達したものの中から、一般に公正妥当と認められたところを要約した基準である。 2 企業会計原則は、一般原則、損益計算書原則、貸借対照表原則の3つの原則により構成されている。 3 明瞭性の原則とは、企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、明瞭かつ正確な会計帳簿を作成しなければならないことをいう。 4 収益又は費用をどの時点で認識するかについて、発生主義と現金主義の2つの考え方があり、取引を適正に会計処理するためには、発生主義が好ましいとされている。 |
1:○(適切) 企業会計原則は、企業会計の実務の中に慣習として発達したものの中から、一般に公正妥当と認められたところを要約した基準です。 ※ テキスト+問題集P278「@企業会計原則」参照。 |
2:〇(適切) 企業会計原則は、一般原則、損益計算書原則、貸借対照表原則の3つの原則により構成されています。 ※ テキスト+問題集P278「@企業会計原則」参照。 |
3:×(不適切) 「明瞭性の原則」とは、企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならないことをいいます。 なお、企業会計は、正規の簿記の原則に従って、明瞭かつ正確な会計帳簿を作成しなければならないことを、「正規の簿記の原則」といいます。 ※ テキスト+問題集P278の表「一般原則」参照。 |
4:○(適切) 収益又は費用をどの時点で認識するかについて、発生主義と現金主義の2つの考え方があり、取引を適正に会計処理するためには、発生主義が好ましいとされています。 ※ テキスト+問題集P279「A会計処理の基礎」参照。 |