本文へスキップ

賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

令和4年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問28


 令和4年5月1日に締結された建物賃貸借契約と建物使用貸借契約に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。

ア 建物賃貸借契約の期間が満了した場合、同契約が法定更新されることはあるが、建物使用貸借契約の期間が満了しても、同契約が法定更新されることはない。

イ 建物賃貸借では建物の引渡しが契約の成立要件となるが、建物使用貸借は合意のみで契約が成立する。

ウ 期間10年の建物賃貸借契約は有効だが、期間10年の建物使用貸借契約は無効である。

エ 契約に特段の定めがない場合、建物賃貸借契約における必要費は貸主が負担し、建物使用貸借契約における必要費は借主が負担する。


1 1つ
2 2つ
3 3つ
4 4つ

問28解説


「建物賃貸借契約と建物使用貸借契約」に関する問題です。
テキスト+問題集のP218・219、P194〜196、P168、P194、P187参照)


ア:○(正しい)
 建物賃貸借契約の期間が満了した場合、同契約が法定更新されることはあります。一方、建物使用貸借契約の期間が満了しても、同契約が法定更新されることはありません

※ テキスト+問題集P194〜196「A賃貸借契約の更新」参照。
※ テキスト+問題集P219の表「▼賃貸借契約と使用貸借契約の主な違い」の「借地借家法の適用の有無」の欄を参照。

イ:×(誤り)
 建物賃貸借も、建物使用貸借も、諾成契約(合意のみによって成立する契約)であって、建物の引渡しは契約の成立要件ではありません

※ テキスト+問題集P168「(1)契約の成立」、P218「@使用貸借契約の成立」参照。
※ テキスト+問題集P219の表「▼賃貸借契約と使用貸借契約の主な違い」の「契約の成立」の欄を参照。

ウ:×(誤り)
 期間を1年未満とする建物の賃貸借は、期間の定めがない建物の賃貸借とみなされますが、そのほかは、建物賃貸借契約は契約期間の制限がありません。また、建物使用貸借契約は、契約期間の制限はありません
 したがって、期間10年の建物賃貸借契約も、期間10年の建物使用貸借契約も、有効です。

※ テキスト+問題集P194「@賃貸借契約の契約期間」、P219「(1)期間満了・目的達成」参照。

エ:○(正しい)
  契約に特段の定めがない場合、建物賃貸借契約における必要費は貸主が負担します。一方、建物使用貸借契約における必要費は借主が負担します。

※ テキスト+問題集P187「(1)必要費」、P219「(2)借主の義務」参照。
※ テキスト+問題集P219の表「▼賃貸借契約と使用貸借契約の主な違い」の「貸主の修繕義務(修繕費用の負担)」の欄を参照。


正解  2


「テキスト+問題集」
Amazon:賃貸不動産経営管理士 テキスト+問題集


information

賃貸不動産経営管理士

サイト管理者:田村誠
メール:law-t@nifty.com