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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

平成27年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問15


 賃貸住宅標準契約書に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 賃貸住宅標準契約書では、更新料の授受に関する条項が設けられている。

2 賃貸住宅標準契約書では、敷引及び保証金に関する条項が設けられている。

3 賃貸住宅標準契約書では、貸主、借主いずれについても、契約期間中に中途解約できる旨の特約(解約権留保の特約)を定めている。

4 賃貸住宅標準契約書では、天災、火災その他貸主、借主いずれの責めに帰することができない事由により、賃貸借の目的物である物件が滅失した場合、賃貸借契約は当然に終了する旨が定められている。

問15解説


「賃貸住宅標準契約書」に関する問題です。
テキスト+問題集のP224、P231・232参照)


 1:×(不適切である)
 賃貸住宅標準契約書には、更新料の授受に関する条項は設けられていません。

※ テキスト+問題集P224「▼賃貸住宅標準契約書の記載の有無(例)」参照。

 2:×(不適切である)
 賃貸住宅標準契約書には、敷引及び保証金に関する条項は設けられていません。

※ テキスト+問題集P224「▼賃貸住宅標準契約書の記載の有無(例)」参照。

 3:×(不適切である)
 賃貸住宅標準契約書では、「借主」が契約期間中に中途解約できる旨の特約(解約権留保の特約)を定めていますが、「貸主」が途中解約できる旨の特約は定められていません。

※ テキスト+問題集P224「▼賃貸住宅標準契約書の記載の有無(例)」参照。
※ テキスト+問題集P231の「(乙からの解約)第11条」参照。
 賃貸住宅標準契約書において、「乙」は借主のことです(P228の第1条)。

 4:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P224「▼賃貸住宅標準契約書の記載の有無(例)」参照。
※ テキスト+問題集P232の「(契約の終了)第13条」参照。


正解  4


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