賃貸不動産経営管理士が賃貸不動産経営に関与する場合の考え方に関して、次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 1 賃貸不動産経営管理士は、管理業者の従業員であったとしても、プロフェッションとしての独立したポジションが求められるから、所属する管理業者が、賃貸不動産経営管理士としては取るべきではない管理業務の手法を取ろうとしたときには、コンプライアンスに従った対応を取るように、求めなければならない。 2 賃貸不動産経営管理士は、業務を引き受ける際には、業務を第三者に再委託することができるかどうかを考える前に、その内容が自らの能力や知識で対応し得るものか否かを十分に精査する必要がある。 3 賃貸不動産経営管理士は、職務上知った事項について、その事項が関係者の秘密に該当するもので、かつ、本人の同意がない場合であっても、法令上の提供義務がある場合には、その秘密を第三者に提供することができる。 4 賃貸不動産経営管理士が賃貸不動産経営に関与するに当たっては、依頼者である賃貸不動産の所有者が不動産を売却して利益の確定を図る場合のように、依頼者の一時点での利益の確定及びその最大化を求めなければならない。 |
1:○(適切である) 本肢の通りです。 ※ テキスト+問題集P421「Aコンプライアンス」参照。 |
2:○(適切である) 本肢の通りです。 ※ テキスト+問題集P420「(六)能力を超える業務の引き受け禁止」参照。 |
3:○(適切である) 本肢の通りです。 ※ テキスト+問題集P420「(七)秘密を守る義務」参照。 |
4:×(不適切である) 賃貸不動産経営管理士が賃貸不動産経営に関与するに当たっては、依頼者の一時点での利益の確定及びその最大化を求めるのではなく、長期的視点により、継続的に利益の獲得・維持を図ることが求められます。 ※ テキスト+問題集P419「(四)公正と中立性の保持」参照。 |