賃貸不動産管理の意義に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 1 今日、あらゆる分野において消費者保護の要請が高まっているが、個人である借主を消費者と位置づけて、消費者保護の観点から不動産賃貸借をとらえようとする動きは、まだ活発化していない。 2 賃貸不動産の管理を行う上で配慮すべき入居者、利用者とは、当該賃貸不動産の借主であり、貸主との契約関係にある者に限られる。 3 優良な借主に長く契約を継続してもらうというニーズが大きくなっており、借主の立場を重視した賃貸不動産の管理のあり方が要請されている。 4 コンプライアンスの観点から見ると、管理業者は、貸主や借主との関係において、もっぱら契約に明示的に規定された事項を遵守することに務めるべきである。 |
1:×(不適切である) 個人である借主を消費者と位置づけて、消費者保護の観点から不動産賃貸借をとらえようとする動きが活発化してきています。 ※ テキスト+問題集P20「(4)消費者保護の要請」参照。 |
2:×(不適切である) 賃貸不動産の管理を行う上で配慮すべき入居者、利用者とは、貸主との契約関係にある者に限られず、例えば、その賃貸不動産に借主と同居する家族も含まれます。 ※ テキスト+問題集P20・21「A誰のための管理か」参照。 |
3:○(適切である) 本肢の通りです。 ※ テキスト+問題集P20「(4)消費者保護の要請」参照。 |
4:×(不適切である) コンプライアンスの観点から見ると、管理業者(賃貸不動産経営管理士等の従業員を含む)は、貸主や借主との関係において、もっぱら契約に明示的に規定された事項を遵守するだけではなく、契約の趣旨にそった業務の遂行に務めるべきです。 ※ テキスト+問題集P421「Aコンプライアンス」参照。 ※ 「もっぱら(〜する)」とは、そのことだけを行うという意味です。 |