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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

平成28年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問22


 未収賃料の回収に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 未収賃料を回収する目的で、管理業者が借主の承諾を得ずにドアの鍵部分にカバーをかけ、借主の入室が困難な状態にした場合、管理業者が損害賠償責任を負うことはあっても、貸主が損害賠償責任を負うことはない。

2 連帯保証人に対して連帯保証債務の履行として未収賃料を請求する場合、請求に先立ち借主に賃料の支払の履行を求めなくてもよい。

3 管理受託方式により賃貸管理を行っている管理業者は、管理業者の名前で借主に対して未収賃料の回収のための内容証明郵便を発信することができない。

4 賃貸借契約書に「賃料を滞納した場合、賃貸借契約は直ちに解除され、貸主は貸室の鍵を交換することができる。」と定められていても、貸主がこの規定を根拠に貸室の鍵を交換すれば損害賠償責任を負うことがある。

問22解説


「未払賃料の回収」に関する問題です。
テキスト+問題集のP266〜268、P264参照)


 1:×(誤っている)
 未収賃料を回収する目的で、管理業者が借主の承諾を得ずにドアの鍵部分にカバーをかけ、借主の入室が困難な状態にした場合、管理業者が損害賠償責任を負うこともあれば、貸主が損害賠償責任を負うこともあります。

※ テキスト+問題集P266「(1)自力救済の禁止」参照。

 2:○(正しい)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P264「B連帯保証」参照。

 3:○(正しい)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P268「A弁護士法との関係」参照。

 4:○(正しい)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P266・267「(2)鍵の交換」参照。


正解  1