消防用設備等に関する次の記述のうち、不適切なものはいくつあるか。 ア 自動火災報知設備等が設置されていないすべての住宅には、住宅用火災警報器の設置が義務付けられている。 イ 消火器の詰め替えは、5年に1回程度、粉末(消火剤)の交換は8年〜10年くらいのサイクルで実施するのが望ましい。 ウ 共同住宅は、賃貸物件であっても、収容人員が50人以上の場合は防火管理者を定め、防火管理を行う必要がある。 1 1つ 2 2つ 3 3つ 4 なし |
ア:○(適切である) 自動火災報知設備等が設置されていないすべての住宅には、「住宅用火災警報器」の設置が義務付けられています。 ※ テキスト+問題集P317「(4)住宅用防災警報器(住宅用火災警報器)」参照。 |
イ:×(不適切である) 業務用消火器の使用期限はおおむね10年ですが、現在、住宅用消火器の使用期限(期間)は、おおむね5年であり、薬剤の詰め替えができない構造となっています。また、一般社団法人日本消火器工業会のHPによれば、「使用期限を過ぎた消火器は破裂による人身事故の危険があります。放置せず速やかに新しい消火器に取り替えてください。」とされています。 そのため、現行の基準にしたがえば、使用期間が過ぎた場合は、詰め替えではなく、「本体」の交換が必要になってきます。 よって、イは不適切な記述です。 ※ テキスト+問題集P316「(2)消火器」参照。 |
ウ:○(適切である) 共同住宅(アパートやマンションなど)は、賃貸物件であっても、収容人員が50人以上の場合は「防火管理者」を定め、防火管理を行う必要があります。 ※ テキスト+問題集P317「A防火管理者」参照。 |