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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

平成30年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問28


 アスベストとシックハウスに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 アスベストとは、天然の鉱石に含まれる繊維のことで、石綿ともいわれる。

2 アスベスト粉じんは、肺がんや中皮腫、肺繊維症(じん肺)の原因になる。

3 アスベストが含まれる建築材料を使用することは、すべて禁止されている。

4 シックハウス対策として、居室を有する建築物は、建築材料及び換気設備に関する技術基準に適合するものとしなければならない。

問28解説


「アスベストとシックハウス」に関する問題です。
テキスト+問題集のP301・302参照)

<本問の解答方法>
 選択肢3については、「すべて」禁止となっている部分があやしいと感じるでしょう。その感覚を大事にしましょう。

 1:○(適切である)
 アスベストとは、天然の鉱石に含まれる繊維のことで、「石綿」ともいわれています。

※ テキスト+問題集P302「D石綿に関する規制」参照。

 2:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P302「D石綿に関する規制」参照。

 3:×(不適切である)
 アスベストが含まれる建築材料を使用することは、原則として禁止されています。ただし、例外的に、アスベスト等を飛散または発散するおそれがないものとして国土交通大臣が定めたものまたは国土交通大臣の認定したものは、使用できます。

※ テキスト+問題集P302「D石綿に関する規制」参照。

 4:○(適切である)
 本肢の通りです。

 建築基準法改正により、シックハウス対策の規定が平成15年7月1日以降に着工される「居室のある建築物」に適用されるようになりました。

※ テキスト+問題集P301「Aシックハウス」参照。


正解  3


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