電気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。 1 各住戸に供給される電力の供給方式のうち単相2線式では、3本の電線のうち、中性線以外の上と下の電圧線を利用すれば200ボルトが利用できる。 2 住戸内のブレーカーが落ちる原因は、入居者が一時的に数個の家電製品を使用することや、漏電等である。 3 漏電遮断機(漏電ブレーカー)は、電気配線や電気製品のいたみや故障により、電気が漏れているのをすばやく察知して回路を遮断し、感電や火災を防ぐ機器である。 4 照明設備の電線を被膜しているビニールは、熱や紫外線の影響によって経年劣化し、絶縁抵抗が弱まるため、定期的な抵抗測定により、配線を交換する必要がある。 |
1:×(不適切である) 3本の電線のうち真ん中の中性線以外の上と下の電圧線を利用することで住戸に200ボルトを供給することができるのは、「単相3線式」です。 「単相2線式」では、電圧線と中性線の2本の線を利用する方式です。住戸に100ボルトしか利用することができません。 ※ テキスト+問題集P313の表「▼単相3線式と単相2線式の特徴」参照。 |
2:○(適切である) 本肢の通りです。 ※ テキスト+問題集P313「(5)漏電」参照。 |
3:○(適切である) 本肢の通りです。 ※ テキスト+問題集P314の表「▼ブレーカー」の「ELB」参照。 |
4:○(適切である) 本肢の通りです。 ※ テキスト+問題集P313「(4)照明設備の維持管理」参照。 |