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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

令和元年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問17


 賃貸物件の借主の義務に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

1 貸主が借主の用法遵守義務違反を理由に損害賠償請求をする場合、賃貸物件の返還を受けた時から1年以内に行使しなければならない。

2 親族が貸主である賃貸借契約の場合、借主は、賃貸借契約終了後、賃貸物件返還までの間、同物件を自己の財産のためにするのと同一の注意義務をもって保管すれば良い。

3 賃貸物件に対して権利を主張する第三者が存在する場合、借主は貸主がその事実を知っていたときでも、貸主に対して通知する義務を負う。

4 貸主が賃貸物件の保存を超える行為をしようとする場合でも、借主はこれを拒むことができない。

問17解説


「借主の義務」に関する問題です。
合格教本のP144・145参照)

 1:○(適切である)
 貸主が借主の用法遵守義務違反を理由に損害賠償請求をする場合、
賃貸物件の返還を受けた時から1年以内に行使しなければなりません。

※ 用法遵守義務については、P144・145「④用法遵守義務」参照。

2:×(不適切である)
 借主は、賃貸物件の引渡しをするまで、
善良な管理者の注意をもって、その物を保管する義務を負います。このことは、親族が貸主である場合でも同じです。
 本肢は、「自己の財産のためにするのと同一の注意義務をもって保管すれば良い」としている点が誤りです。

※ 合格教本P144「②目的物の保管義務」参照。

3:×(不適切である)
 賃貸物件が修繕を要し、または賃貸物件について権利を主張する者がある場合で、
貸主がこれを知らないときは、借主は、遅滞なくその旨を貸主に通知しなければならないとされています。
 本肢は、「貸主がその事実を知っていたときでも」となっている部分が誤りです。

※ 合格教本P144「③通知義務」参照。

4:×(不適切である)
 貸主が賃貸物件の
保存に必要な行為をしようとするときは、借主は、これを拒むことができないとされています。
 本肢は、「保存を超える行為」となっている部分が誤りです。

※ 合格教本P145「⑤修繕受忍義務」参照。


正解  1


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