試験で出題されやすい項目、試験の勉強方法を紹介します。
試験の傾向と対策
試験の出題範囲の試験科目ごとに、試験で出題されやすい項目を紹介します。
詳細な出題項目については、
過去の出題項目一覧をご覧ください。
平成30年度試験では前年と同じような出題傾向でした。前年の試験問題に慣れている方にとっては、それほど難しくはなかったと思います。
知っていれば解ける問題(いわゆる知識問題)だけではなく、法律的な理解が必要な問題もありました。
常識で解ける問題も数多く出題されましたが、そのような問題は素直に解答しましょう。
まずは「基礎的な理解」を身につけた上で、過去に出題された項目を中心にテキストを読みましょう。
早い段階から過去問題に触れ、問題文に慣れることも重要です。
※基礎的な理解とは、「登録制度」「管理受託方式・サブリース方式」「賃貸借契約」等の
仕組みの理解のことです。
以下は、賃貸不動産経営管理士試験の傾向です。
- 賃貸管理の意義・役割をめぐる社会的状況
(2問) - 2問のうち、1問は「賃貸不動産管理の意義」からの出題です。
もう1問は賃貸不動産に関する統計や政策に関する問題です。
- 賃貸不動産経営管理士
(2問)
- 2問のうち、1問は、主に賃貸不動産経営管理士の「倫理憲章」からの出題です。
もう1問は「賃貸不動産経営管理士の業務」からの出題です。
- 賃貸住宅管理業者登録制度
(5問)
- 「基幹事務」「登録」「業務等状況の報告」「遵守事項(書面の交付、標識、従業者の研修、従業者証明書、貸主・借主に対する報告・通知、禁止行為、帳簿の作成・保存等)」からの出題が目立ちます。
- 管理業務の受託
(2問)
- 管理受託方式では、管理受託契約(委任)に関する出題です。
サブリース方式に関しては、賃借と転貸に関する出題です。
- 借主の募集
(2問)
- 事前準備、募集・広告、入居審査からの出題です。
宅建業法での規制に関する出題が目立ちます。
宅建業法における重要事項の説明については、まだ出題されていません。
- 賃貸借契約
(11問) - 「貸主の修繕義務」「借主の義務」「賃貸借契約の更新」「賃貸借契約の解除」「特殊な建物賃貸借契約(定期建物賃貸借契約等)」は、毎年出題されています。
そのほかは、「敷金」「賃貸不動産の所有権の移転」「賃貸借契約の保証」から出題されています。
- 管理実務
(5問) - 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」からは、毎年1問〜2問出題されています。
そのほかは、「未払賃料の回収・明渡し」「鍵の管理」「アウトソーシング」からの出題が目立ちます。
残り2問は、「居住ルール及び苦情処理」からの出題です。 - 建物・設備の知識
(5問) - 「建築基準法(シックハウス等)」「建物の維持管理・点検」「消防用設備等」からは、毎年1問ずつ出題されています。
残り1問は、「電気設備・ガス設備」「換気設備」等からの出題です。 - 賃貸業への支援業務
(6問) - 「賃貸不動産の企画提案」「不動産証券化とプロパティマネジメント」「保険」「税金」からは、毎年1問ずつ出題されています。
※カッコ内は、平成30年度試験の出題数です。