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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

令和元年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問38


 賃貸不動産経営管理士「倫理憲章」に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。

1 公正と中立性の保持に関しては、自己の所属する管理業者の直接の依頼者に対し、他の関係者の立場に十分配慮した対応を求めることも必要となる場合がある。

2 信義誠実の義務に関しては、自己の所属する管理業者の直接の依頼者に対してはもちろんのこと、他の関係者に対しても、同様に、信義に従い、誠実に対応することが必要である。

3 法令の遵守と信用保持に関しては、賃貸不動産管理業界全体の社会的信用より自己の所属する管理業者の信用獲得を優先し、自己の所属する管理業者に対する社会的信用を傷つける行為や社会通念上好ましくないと思われる行為を特に慎むべきである。

4 秘密を守る義務に関しては、自己の所属する管理業者を退職して、当該賃貸不動産の管理に携わらなくなった後も、引き続き負うべきものである。

問38解説


「賃貸不動産経営管理士の倫理憲章」に関する問題です。
テキスト+問題集のP418~P420参照)


1:○(適切である)
 
本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P419「(四)公正と中立性の保持」参照。

2:○(適切である)
 
本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P418・419「(三)信義誠実の義務」参照。

3:×(不適切である)
 賃貸不動産管理
業界全体に対する社会的信用を傷つけるような行為や、社会的倫理に反するような社会通念上好ましくないと思われる行為はを特に慎むべきであるとされています。
 本肢は、「賃貸不動産管理業界全体の社会的信用より自己の所属する管理業者の信用獲得を優先」、「自己の所属する管理業者に対する社会的信用」となっている部分が誤りです。

※ テキスト+問題集P418「(ニ)法令の遵守と信用保持」参照。

4:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P420「(七)秘密を守る義務」参照。


正解  3


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