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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

平成27年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問24


 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改定版)」(国土 交通省平成23年8月。以下、各問において「ガイドライン」という。) に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 原状回復の取扱いについて、ガイドラインの内容と異なる特約を定めても無効である。

2 ガイドラインの考え方によれば、借主の故意過失等による損耗であっても、借主の負担については、原則として建物や設備等の経過年数を考慮し、年数が多いほど負担割合が減少することとなる。

3 ガイドラインの考え方によれば、借主がクロスに故意に落書きを行ったとしても、当該クロスが耐用年数を超えている場合には、これを消すための費用(工事費や人件費等)については、借主の負担とすることができない。

4 ガイドラインの考え方によれば、クロスの張替えの場合、借主の負担とすることができるのは毀損箇所の張替費用に限定されるのであって、それを超 えて殻損箇所を含む一面分の張替費用を、借主の負担とすることはできない。

問24解説


「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に関する問題です。
合格教本のP230、P235、P238参照)

 1:×(不適切である)
 原状回復の取扱いについて、ガイドラインの内容と異なる特約を定めることもできます。ガイドラインと異なる内容の特約も、原則として有効です。

※ 合格教本P230「(1)ガイドラインの性質」参照。
※ 特約の基本的な考え方については、合格教本P51「(3)特約」参照。
※ 経年変化や通常損耗に対する修繕義務を借主に負わせる特約については、合格教本P230「(2)特約について」参照。

 2:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ 合格教本P235「(1)経過年数(入居年数)の考慮」参照。

 3:×(不適切である)
 クロスが耐用年数を超えている場合でも、借主がクロスに故意に落書きを行ったときは、これを消すための費用(工事費や人件費等)については、借主の負担とすることができます。

※ 合格教本P235の下から3行目以降(P236の6行目まで)を参照。

 4:×(不適切である)
 クロスの張替えの場合、「u単位が望ましいが、借主が毀損した箇所を含む一面分までは張替え費用を借主負担としてもやむをえない」とされています。

※ 合格教本P238の表「▼借主の負担単位と経過年数等の考慮」参照。


正解  2


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