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賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

平成29年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問16


 住宅の賃貸借契約の当事者に相続が発生した場合の権利関係に関する次の記述のうち、適切なものの組合せはどれか。

ア 借主に相続が開始し、相続人が存在しない場合、内縁の配偶者が同居していたときは、内縁の配偶者は借主の地位を承継する。

イ 借主に相続が開始し、共同相続人が賃借権を共同相続した場合、貸主は各共同相続人に対して、相続分に応じて分割された賃料を請求できるにすぎない。

ウ 貸主に相続が開始し、共同相続人が物件を共同相続した場合、相続人が解除権を行使するためには、過半数の共有持分を有していなければならない。

1 ア、イ
2 イ、ウ
3 ア、ウ
4 ア、イ、ウ

問16解説


「相続」に関する問題です。
テキスト+問題集のP212〜214参照)


ア:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P214「(3)同居者による借主の地位の承継」参照。

イ:×(不適切である)
 借主に相続が開始し、その共同相続人が賃借権を共同相続した場合、貸主は各共同相続人に対して、賃料全額を請求できます。

※ テキスト+問題集P213「(1)相続人がいる場合」参照。

ウ:○(適切である)
 本肢の通りです。

※ テキスト+問題集P212「(1)相続人がいる場合」参照。
※ 貸主が死亡して共同相続となった場合、賃貸物件は相続人全員の共有になります。
 共有の場合における賃貸借契約の解除については、テキスト+問題集P202・203「B賃貸物件が共有の場合」参照。


正解  3


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