本文へスキップ

賃貸不動産経営管理士試験の傾向と対策、過去問解説 

平成30年度賃貸不動産経営管理士試験問題

問25


 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」(国土交通省平成23年8月。以下、本問において「ガイドライン」という。)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 ガイドラインでは、借主によるペット飼育に伴い生じる「臭い」は、「賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられるもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負わない。

2 ガイドラインでは、エアコンの内部洗浄は、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負う。

3 ガイドラインでは、賃貸建物の鍵の紛失は、賃借人負担と判断される場合が多いため、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負う。

4 ガイドラインでは、風呂・トイレ・洗面台の水垢・カビ等は、「賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられるもの」に位置づけられており、借主は原状回復義務を負わない。

問25解説


「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に関する問題です。
合格教本のP234、P233参照)

1:×(不適切である)
 ペット飼育に伴い生じる「臭い」は、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの」に位置づけられており、「借主」が負担する(借主が原状回復義務を負う)ものとされています。

※ 合格教本P234の表「▼貸主・借主の修繕分担表」参照。
※ 鍵の紛失は、合格教本P233「▼事例区分」の「B」に該当。

2:×(不適切である)
 ガイドラインでは、エアコンの内部洗浄は、「次の入居者を確保するための化粧直し、グレードアップの要素があるもの」に位置づけられており、喫煙等による臭い等が付着していない限り、「貸主」が負担するものとされています。よって、エアコンの内部洗浄については、通常、借主は原状回復義務を負いません。

※ 合格教本P234の表「▼貸主・借主の修繕分担表」参照。
※ エアコンの内部洗浄は、合格教本P233「▼事例区分」の「A(+G)」に該当。

3:○(適切である)
 ガイドラインでは、鍵の紛失は、「明らかに通常の使用等による結果とは言えないもの」に位置づけられており、「借主」が負担する(借主が原状回復義務を負う)ものとされています。

※ 合格教本P234の表「▼貸主・借主の修繕分担表」参照。
※ 鍵の紛失は、合格教本P233「▼事例区分」の「B」に該当。

4:×(不適切である)
 風呂・トイレ・洗面台の水垢・カビ等は、「賃借人のその後の手入れ等管理が悪く発生、拡大したと考えられるもの」に位置づけられており、賃借人が清掃・手入れを怠った結果汚損が生じた場合には「借主」が負担する(借主が原状回復義務を負う)ものとされています。

※ 合格教本P234の表「▼貸主・借主の修繕分担表」参照。
※ 水垢・カビ等は、合格教本P233「▼事例区分」の「A(+B)」に該当。


正解  3


テキスト「合格教本」
Amazon:賃貸不動産経営管理士合格教本


information

賃貸不動産経営管理士

サイト管理者:田村誠
メール:law-t@nifty.com